カナモトの第2四半期は、建機レンタルの需要は底堅いうえに、ニシケンの業績が加わったことで、2ケタ増収増益

■熊本地震、鹿児島台風災害、北海道台風災害の復旧活動の支援強化のため、経営資源を集中

 建機レンタルの最大手カナモト<9678>(東1)の第2四半期は、建機レンタルの需要は底堅いうえに、ニシケンの業績が加わったことで、2ケタ増収増益となった。

 17年10月期第2四半期連結業績は、売上高792億10百万円(前年同期比15.4%増)、営業利益99億93百万円(同16.1%増)、経常利益102億42百万円(同24.2%増)、純利益64億68百万円(同30.2%増)となった。

 主力である建設関連は、北海道や九州を中心に堅調に推移したこと、東京五輪関連工事や首都圏の大規模再開発工事が漸次着工されたことから、建設機械のレンタル需要は底堅く推移した。特に、昨年発生した熊本地震、鹿児島台風災害、北海道台風災害の復旧活動の支援強化のため、経営資源を集中させると共に拠点を新設するなど継続的な支援体制の構築を進めた。なお、前連結会計年度の第3四半期からニシケンの業績が連結に加わったことにより2ケタの増収増益となった。

 通期連結業績予想は、前期比で売上高7.5%増、営業利益13.2%増、経常利益20.5%増、純利益32.5%増を見込み、一株当たり純利益は、前期の229円16銭から303円63銭と大きく伸びる見込み。

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