スターティア 第2四半期連結業績予想の利益面での大幅上方修正を発表

■人材募集費用等が想定より少なかったことに加え、持分法適用関連会社の好業績、投資有価証券の売却益の発生が上方修正要因

スターティア<3393>(東1)は23日、今期15年3月期第2四半期連結業績予想の利益面での大幅上方修正を発表した。

第2四半期の売上高は前回予想を1億円下回る40億45百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益は1億15百万円上回る2億53百万円(同6.7%増)、経常利益は1億82百万円上回る3億20百万円(同32.7%増)、純利益1億68百万円上回る2億37百万円(同64.5%増)と売上高は当初予想を下回るものの増益を見込み、利益面については当初予想を大幅に上回り経常・純利益は大幅増益を見込む。

売上高は、ほぼ計画通りの進捗だが、増員予定分であった人材募集費用や人件費が想定より少なく推移したことにより、営業利益は好調に推移している。また、グループ経営強化を目的として、重要な経営指標を経常利益としているが、同社持分法適用関連会社である株式会社アーバンプランおよび株式会社MACオフィスの業績が好調に推移したことにより経常利益がプラスとなり、加
えて投資有価証券の売却益も発生したため、純利益においても好調に推移したことから、利益面での大幅上方修正となった。

なお、通期連結業績予想については、現在精査中であり、修正が必要と判断された場合は速やかに公表するとしている。

第2四半期の配当については、当初4.28円を予想していたが、好業績が見込めることから5円に上方修正。

また、同日開催の取締役会議で、ネクスト・イット(本社:東京都品川区)の常駐派遣事業、構築関係事業、キッティング事業、ドキュメント事業の譲受を決議した。

ネクスト・イットは総合ITのプロデューサーとして、中小企業のシステムインテグレーション、大規模ネットワークの設計・構築、ネットワークエンジニアの派遣などプロフェッショナルサービスを中心に高度な技術力を有している。同社ネットワークソリューション関連事業では顧客との強いリレーションシップを活かしたネットワークインテグレーションの拡大を進めており、技術力の強化を目的として事業および技術者21名を譲受ける。

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