ビューティガレージの17年4月期は主力の物販事業などが好調で2桁増収増益、今期1円増配へ

■化粧品の売上高は前期比26.7%と伸長し、物販事業全体の36.4%を占める

 ビューティガレージ<3180>(東1)は12日、2017年4月期連結決算及び中期経営計画(2017-2019)を発表した。

 2017年4月期連結決算の売上高は前期比14.8%増の96億42百万円、営業利益は同25.8%増の5億55百万円、経常利益は同27.5%増の5億34百万円、純利益は同17.8%増の3億14百万円となり、2桁増収増益を達成した。

 事業別に見ると、物販事業では、「BEAUTY GARAGE Online Shop」経由の売上高は同18.4%増と伸長を続けている。中でもスマホ専用ECサイトなどのモバイル経由全体の売上高は前期比47.8%増と大幅に伸長した。また、2017年1月には、フランスの老舗エステティック化粧品ブランド「ドクタールノー」の独占輸入販売権を獲得するなど、化粧品ブランドと商品ラインナップの拡大を図り、化粧品の売上高は同26.7%増と伸長し、物販事業全体の36.4%を占める。

 店舗設計事業では、デザイナーの増員や店舗設計WEBサイトのリニューアルなど、積極的な営業活動による新規顧客の開拓で、売上高は20億10百万円(同24.1%増)、営業利益は1億22百万円(同23.7%増)となった。

 また、併せて(新)中期経営計画(17-19)を発表。同社は2025年時点での目指すべき姿として、「アジアNo.1のIT美容商社」という企業像を設定。その実現のために、18年4月期から20年4月期を「攻めのステージ」と位置付け、基本方針として、「IT」+「物流」ソリューションの進化、商品ラインナップの大幅拡充と開発力強化、グローバル市場への本格進出、周辺サービスの充実と新価値の創出の4つを掲げている。そして計画3年目の20年4月期の数値目標は、売上高145億円、経常利益10億円、経常利益率6.9%の達成を目指す。

 2018年4月期の見通しは、大きな挑戦へのスタート期として、ECサイトのフルリニューアル(多言語対応)や基幹システムの刷新(ERP導入)などの先行投資を計画しているとし、売上高は前期比14.9%増の110億76百万円、営業利益は同8%増の6億円、経常利益は同12.3%増の6億円、純利益は同23.9%増の3億89百万円を見込むとしている。

 なお、今期配当は1円増配し8円(2016年4月は7円)の方針とした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る