【株式市場】米FOMCを控え日経平均は強もみ合いだが材料株や内需株が強い

株式

◆日経平均(14時40分現在)は1万9926円34銭(27円99銭高)、TOPIXは1596.30ポイント(2.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億8145万株

 14日後場(14時40分現在)の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合(FOMC)の結果発表を日本時間の今夜に控え、利上げ確実という点に異論はない様子だが様子見気分はあり、材料株や内需関連株を選別する展開になっている。JR3銘柄や航空2銘柄が高く、大成建設<1801>(東1)は一段ジリ高となって2000年以降の高値に進むなど建設株が強く、日経平均は強もみ合いを続けて22円71銭高(1万9921円46銭)前後となっている。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQSDAQ平均も高い。

 小野薬品工業<4528>(東1)が自社株買いと償却などが好感されて急伸したまま活況。エンシュウ<6218>(東1)がストップ高となり、トヨタ自動車<7203>(東1)などとファイバーレーザー装置に関する特許を取得との発表を受けて買い殺到。トランスジェニック<2342>(東マ)は北海道がんセンターなどとの共同展開発表などが好感されて大幅続伸。夢展望<3185>(東マ)パスポート<7577>(JQS)はパーソナルトレーニングジムのRIZAPグループ<2928>(札幌ア)が出資することなどが思惑材料視されて高い。

 東証1部の出来高概算は12億8145万株(前引けは8億7161万株)、売買代金は1兆6117億円(同1兆960億円)。1部上場2018銘柄のうち、値上がり銘柄数は1078(同1014)銘柄、値下がり銘柄数は799(同834)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、陸運、繊維製品、その他製品、水産・農林、医薬品、電力・ガス、小売り、
その他金融、精密機器、などとなっている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る