日本電気硝子は5年ぶりの高値、株式併合が好感され業績回復期待が再燃

株式市場 銘柄

■7月1日を基準日として5株を1株に併合

 日本電気硝子<5214>(東1)は16日、急反発して前場10%高の824円(72円高)まで上げ、2012年以来の高値を更新。後場も13時30分を過ぎて800円前後(48円高)で推移し、出来高も増加している。16日付で株式併合(7月1日を基準日として5株を1株に併合)を発表。業績が大きく回復する見込みである上、併合によって計算上は株価が5倍の値段になるため投機買いが流入している。

 ここ1ヵ月ほど続いた高値もみ合いゾーンを抜け出したため、テクニカル的には再び上昇相場に入ったとの見方もある。今期の業績は大幅増益に転換する見通しで、2017年12月期の連結経常利益は前期比43%増加、純利益は同3.4倍としている。予想1株利益は34円18銭。併合の発表を受けて業績をあらためて見直す動きもあるようだ。(HC)

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