ゼリア新薬が年初来の高値を更新、発行株数の3.4%の規模で自社株買い

株式市場 銘柄

■元々高配当企業であり総合的な株主還元策に厚みが増す形に

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は19日、急伸して始まり、9時30分を回って12%高の1940円(207円高)まで上げて年初来の高値を更新した。16日の取引終了後に自己株式の取得(自社株買い)を発表。取得上限株数が180万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.39%)で、自社株買いの中でも比較的規模が大きいことなどが好感されている。

 自社株買いの実施期間は平成29年6月19日から同年11月2日。取得上限金額は36億円。配当利回りが2%に近い高配当企業でもあり、総合的な株主還元策に厚みが増す形になった。株価は6ヵ月近く続いたもみ合い相場を抜け出した形になったため値動きが軽くなるとの見方がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る