【業績でみる株価】オハラは好業績評価して上値試す、17年10月期第2四半期累計が大幅増益で通期も増額余地

業績でみる株価

 光学ガラスの老舗メーカーで、光通信機器用ガラス素材などのエレクトロニクス製品も展開しているオハラ<5218>(東1)の17年10月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は急伸して2月の年初来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年10月期第2四半期累計が計画超の大幅増益で通期も増額余地

 6月14日発表した17年10月期第2四半期累計(11月~4月)の連結業績は売上高が前年同期比7.4%増の114億83百万円、営業利益が同4.8倍の3億79百万円、経常利益が6億55百万円(前年同期は1億58百万円の赤字)、純利益が4億98百万円(同3億51百万円の赤字)だった。

 計画に対して売上高は8億83百万円、営業利益は1億99百万円、経常利益は3億35百万円、純利益は2億58百万円上回る大幅増益だった。

 光事業は売上高が前年同期並みにとどまったが、プロジェクター等の光学機器向け用途が増加し、生産性向上効果で利益が黒字化した。エレクトロニクス事業は、新製品ナノセラムがスマートフォンのカバーガラス向けの立ち上げが遅れたが、FPD露光装置向け中心に極低膨張ガラスセラミックが好調に推移し、光通信機器用ガラス素材も増加した。利益面では生産性向上効果も寄与して大幅増益だった。

 17年10月期通期連結業績予想は売上高が16年10月期比7.8%増の230億円、営業利益が同6.3倍の9億円、経常利益が11億71百万円(16年10月期は84百万円の赤字)、純利益が8億80百万円(同3億72百万円の赤字)としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.9%、営業利益が42.1%、経常利益が56.0%、純利益が56.6%である。想定為替レートが1ドル=105円と保守的であり、第2四半期累計が計画を大幅に上回ったことを考慮すれば通期予想にも増額余地がありそうだ。

 なお5月31日には世界初の車載カメラレンズ用光学ガラスを開発したと発表している。

■株価は急伸して年初来高値に接近、好業績を評価して上値試す

 株価は第2四半期累計の大幅増益を好感して動意づき、6月16日には1342円まで急伸した。そして2月の年初来高値1438円に接近している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって13週移動平均線を突破した。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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