【株式市場】北朝鮮情勢など再燃し日経平均は反落するが材料株の動きは活発

株式

◆日経平均の終値は2万138円79銭(91円62銭安)、TOPIXは1611.56ポイント(5.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億3436万株

チャート16 21日後場の東京株式市場は、米国のテレビの報道として、北朝鮮の核実験施設に動きがあると伝えられ、軍需産業株の石川製作所<6208>(東1)理経<8226>(東2)が一段と強含み、相場全体のムードは様子見になった。日経平均は80円安の2万150円をはさんで小動きを続け、20日の1年10ヵ月ぶり高値から小反落となった。東証2部指数は軟調に転じたが、マザーズ指数、日経JQSDAQ平均は高い。  

 後場は、フォスター電機<6794>(東1)が一段ジリ高となり、話しかけるだけで家電操作などの可能な「音声認識AI」への期待などが言われた様子。岡本工作機械製作所<6125>(東2)は16日発売の「会社四季報」最新号が高評価とされて再騰。トランスジェニック<2342>(東マ)は「アルツハイマー病モデルマウスに関するライセンス契約」が材料視されてストップ高。オンキヨー<6628>(JQS)は簡単に電話会議を実現する小型のスピーカーフォンを発表し「音声認識AI」への連想が拡大とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は16億3436万株(前引けは8億1311万株)、売買代金は2兆2639億円(同1兆1155億円)。1部上場2020銘柄のうち、値上がり銘柄数は589(同1001)銘柄、値下がり銘柄数は1330(同837)銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、ガラス・土石、陸運、ゴム製品、医薬品、建設、その他金融、にとどまった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  4. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  5. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  6. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る