PALTEKの12月期は半導体事業が好調で大幅増収増益を達成

■自己株式取得の実施を発表

PALTEK<7587>(JQS)は12日、14年12月期連結業績及び自己株式の取得を発表した。売上高は231億55百万円(前年同期比31.5%増)、営業利益は10億8百万円(同30.5%増)、経常利益は10億52百万円(同34.6%増)、純利益は5億63百万円(同26.9%増)と大幅増収増益を達成した。

売上高については、半導体事業ではLTE基地局等の通信インフラや計測機器、医療機器、オフィス機器、ファクトリーオートメーション向けが好調に推移し、大幅に増加した。営業利益については、売上高が大幅に伸長したことに加えて、円安進行により仕入値引ドル建債権の評価額が大幅に増加したため原価が押し下げられたことなどにより増加した。また、経常利益については、NEDOからH.265コーデック装置開発の助成金として補助金収入を計上したことなどにより増加した。

今期通期の業績予想は、売上高は245億円(前期比5.8%増)、営業利益は8億円(同20.7%減)、経常利益は7億90百万円(同25.0%減)、純利益は5億円(同11.2%減)を見込むが、利益については、今期はドル円相場のトレンドを見通すことが困難とし、仕入値引ドル建債権の評価額の増減による利益の変動については加味していない。

また、併せて、自己株式取得の実施を発表した。自己株式取得(自社株式は、経営環境の変化に対応した機動的な資本制策の遂行と株主への一層の利益還元を目的に実施するもので、買付株式数の上限を60万株(発行済み株式数の5.25%)、取得総額を3億円、取得期間を15年2月13日~15年3月24日までとして市場買付をする。

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