東邦金属が34%高、北朝鮮のミサイル飛来対策銘柄の見方

北朝鮮

■「柔軟タングステンシート」高温・放射線遮蔽、爆発物飛散防止カーテンなどに用途と

 東邦金属<5781>(東2)は5日、大幅続伸となり、10時30分にかけて34%高の193円(49円高)まで上げて昨年来の高値を更新した。「フレキシブルタングステンシート」に注目する様子がある。タングステン100%でありながらゴムシートのように柔軟で高温遮熱、放射線遮蔽、爆発物の飛散防止用カーテンなどの用途が考えられる新素材だという。

 このところの株価は小動きだったが、4日の後場から動意を活発化。ちょうど、北朝鮮が午前中のミサイル発射に続き重大発表を予告と伝えられた頃になり、このときは石川製作所<6208>(東1)などの防衛関連株も動意を活発化させたため、北朝鮮のミサイル飛来対策銘柄と位置づける動きがあるという。5日は、石川製作所などの防衛関連株は反落模様に転じているが、東邦金属は2年近く大きな値動きがなかった分だけ材料仕手株として注目されやすいとの見方もある。(HC)

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