【株式市場】日銀会合の結果が伝わりTOPIXや日経400など高値を更新し新規上場の2銘柄も好発進

株式

◆日経平均の終値は2万144円59銭(123円73銭高)、TOPIXは1633.01ポイント(11.14ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億5097万株

 20日後場の東京株式市場は、正午過ぎに日銀の金融政策決定会合の結果が伝わり、「現状維持」「2%物価目標の1年程度先送り」を受けて円相場が再び円安気味になったため、日経平均は取引開始後に上げ幅を広げて強もみ合いとなった。14時過ぎに136円26銭高(2万157円11銭)まで上げた。TOPIX(東証株価指数)、JPX日経400指数などが2015年8月以来の高値を更新し、東証2部指数、日経JASDAQ平均も各々高値を更新した。

 日本時間の20日夜にECB(欧州中央銀行)理事会の結果が判明するとあって、ユーロ安の恩恵が大きいソニー<6758>(東1)は堅調だが前場の高値を抜けなかった。一方、レナウン<3606>(東1)は四半期好業績が連日好感されて大幅続伸し、スターフライヤー<9206>(東2)は野村証券が新谷注目を開始し目標株価6000円と伝わり急伸。シンクロ・フード<3963>(東マ)は業績拡大基調などが言われて再び急伸。シンワアートオークション<2437>(JQS)は富裕層向けの海外不動産紹介事業などが期待されて連日ストップ高。

【新規上場】20日上場のジェイ・エス・ビー<3480>(東2・売買単位100株)は10時2分に4280円(公開価格3200円の34%高)で初値がつき、高値は後場の4765円、終値は4750円。

【新規上場】20日上場のクロスフォー<7810>(JQS・売買単位100株)は10時23分に1051円(公開価格730円の44%高)で初値をつけ、高値は前場の1178円、終値は1081円。

 出来高概算は16億5097万株(前引けは8億5363万株)、売買代金は2兆1145億円(同1兆722億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1491(同1450)銘柄、値下がり銘柄数は399(同430)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、その他製品、を除く32業種が値上がり(前引けは、海運、を除く32業種が値上がり)し、値上がり率上位は、水産・農林、化学、その他金融、石油・石炭、証券・商品先物、電気機器、医薬品、ゴム製品、鉱業、空運、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る