KOAは今期第1四半期決算と未定としていた第2四半期業績予想を発表

■高付加価値製品の売上増加およびコストダウンの効果等により、営業利益、経常利益が大幅増益

 固定抵抗器で世界トップクラスのKOA<6999>(東1)は25日引け後、今期第1四半期決算と未定としていた第2四半期業績予想を発表した。

 今期18年3月期第1四半期連結業績は、売上高128億25百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益12億21百万円(同68.8%増)、経常利益13億16百万円(同146.3%増)、純利益9億97百万円(同18.5%増)となった。

 自動車向けや日本の産業機器向けに売上が増加したこと、為替が円安に振れたこと等により2ケタ増収となった。

 利益面については、増収効果に加え、高付加価値製品の売上増加およびコストダウンの効果等により、営業利益、経常利益が大幅増益となった。最終利益については、前年同期に固定資産売却益7億05百万円を特別利益として計上した影響から、営業・経常利益の伸び率に比較すると小さくなっている。

 第1四半期の業績が発表されたこともあり、同日、これまで未定としてきた今期第2四半期連結業績予想が発表された。

 第2四半期連結業績予想は、売上高253億70百万円(前年同期比15.6%増)、営業利益25億40百万円(同100.4%増)、経常利益26億40百万円(同134.4%増)、純利益19億40百万円(同53.8%増)と大幅増益を見込んでいる。

 また、第2四半期の大幅増益が見込めることから、未定としていた第2四半期末の配当を15円とすることも発表した。前期は14円であったので、1円の増配となる。

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