アイビーシーの今9月期第3四半期は中長期的な事業拡大に向けた先行投資により増収減益

■サービス提供ではライセンス販売の受注数増加などに伴う構築・運用サポートが増加

 アイビーシー<3920>(東1)は28日に2017年9月期第3四半期累計業績を発表した。

 売上高が前年同期比12.4%増の7億99百万円、営業利益が同87.6%減の18百万円、経常利益が同99.8%減の0百万円、四半期純利益が1百万円の損失(前年同期は88百万円)だった。中長期的な事業拡大に向けた本社オフィス関連費用や人件費増加などの先行投資により増収減益となった。

 事業の内訳を見ると、ライセンス販売では、引き続きパートナー企業との連携強化による公共・文教分野の開拓を推進。また、直接販売を中心とした大型案件獲得に向けた積極的な活動を継続した。サービス提供では、ライセンス販売の受注数増加などに伴う構築・運用サポートが増加し、また、他社製品販売及びネットワーク構築に関する技術支援の増加などにより、好調に推移した。ライセンス販売では売上高5億23百万円(前年同期比5.8%減)、サービス提供では売上高1億38百万円(同34.3%増)、また、その他物販では売上高1億38百万円(同2.6倍)だった。

 今期(17年9月期)通期の業績予想は前回公表を据え置いて、売上高が前期比14.4%増の13億05百万円、営業利益が同19.1%減の2億36百万円、経常利益が同37.0%減の2億10百万円、純利益が同35.4%減の1億26百万円としている。中期成長に向けた先行投資で減益予想だが、2桁増収基調を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る