デンソーが続伸し年初来の高値に迫る、業績見通しの増額など連日好感

株式市場 銘柄

■EV時代の到来に向け一段と優位性が強まる銘柄との見方も

 デンソー<6902>(東1)は31日、取引開始後に5298円(165円高)をつけて続伸の始まりとなり、3月につけた年初来の高値5323円に迫っている。28日の取引時間中に第1四半期(4~6月)決算を発表し、第2四半期と3月通期の見通しを増額修正。週明けも好業績相場が衰えない展開になった。

 3月通期の業績見通しは、売上高に当たる連結売上収益をこれまでの4兆6100億円から4兆7400億円に引き上げ、営業利益は同じく3270億円から3530億円に引き上げた。市場には、英国などがEV(電気自動車)の普及を推進し2040年をメドに化石燃料で動く自動車の販売を完全に取りやめる方針を打ち出した中で、自部品メーカーの中で一段と優位性が強まる銘柄として中長期的に注目する様子もある。(HC)

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