【注目銘柄】総合メディカルは好業績評価して上値試す、18年3月期第1四半期大幅増収増益で通期も増収増益予想

注目銘柄

 総合メディカル<4775>(東1)に注目したい。病院経営コンサルティングやリース・レンタルなどの医業支援事業、および調剤薬局事業を展開している。18年3月期第1四半期は調剤薬局事業が牽引して大幅増収増益だった。そして通期も増収増益予想である。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期第1四半期は大幅増収増益、通期も増収増益予想

 18年3月期第1四半期(4月~6月)連結業績は売上高が前年同期比18.1%増の331億91百万円、営業利益が23.3%増の13億87百万円、経常利益が20.9%増の13億32百万円、純利益が31.1%増の8億07百万円だった。

 薬局事業が、16年12月買収したみよの台薬局グループ(91店舗)も寄与して18.3%増収・16.6%増益となり、全体を牽引した。期末店舗数は677店舗となった。医業支援事業は、コンサルティングや設計・施工関連の好調で17.6%増収だったが、リース・割賦事業の利益減少で12.6%減益だった。

 通期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比10.9%増の1355億66百万円、営業利益が12.0%増の70億01百万円、経常利益が8.9%増の70億16百万円、純利益が6.6%増の40億29百万円としている。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.5%、営業利益19.8%、経常利益19.0%、純利益20.0%である。やや低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、第2四半期累計に対する進捗率は売上高が51.1%、営業利益が53.2%、経常利益が51.1%、純利益が56.3%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は好業績評価して上値試す

 株価は上場来高値更新の展開で7月26日に5450円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る