ラ・アトレの第2四半期業績発表で、今期通期大幅増収増益達成は更に現実味を帯びる

■新築不動産、再生不動産、不動産管理の3事業共に大幅増収増益

 ラ・アトレ<8885>(JQG)の第2四半期業績発表で、今期通期大幅増収増益予想は更に現実味を帯びてきたといえる。

 同社は、今12月期通期連結業績予想は前期比ベースで、売上高87.4%増、営業利益132.0%増、経常利益190.0%増、純利益189.8%増と大幅増収増益を見込んでいる。

 売上高、利益共に急成長が見込まれていることから、株価は右肩上がりのトレンドとなっているが、10日発表の第2四半期業績が、大幅増収増益となったことから、今通期の急成長達成はいよいよ現実味を帯びてきたといえる。

 ちなみに、今期17年12月期第2四半期連結業績は、売上高23億92百万円(前年同期比53.6%増)、営業利益2億50百万円(前年同期20百万円)、経常利益1億33百万円(同△65百万円)、純利益1億24百万円(同△1億69百万円)と大幅増収増益で黒字転換となった。

 第2四半期間中には、1棟リノベーションマンション「ラ・アトレ武蔵浦和WEST」などの戸別リノベーションマンション事業に注力するとともに、「ヴィルドミール浅草橋」などの首都圏を中心とした新築マンション販売事業を推進した。また、不動産管理事業部門では、名古屋地区で3棟目となる「緩和ケア・在宅ホスピス」に特化した高齢者住宅を取得する等、収益不動産ポートフォリオの充実を図った。

 部門別の業績を見ると、不動産販売事業の新築不動産販売部門は、「ヴィルドミール浅草橋」が完売したこと等により、売上高10億52百万円(前年同四半期比141.9%増)、セグメント利益97百万円(同217.2%増)となった。

 再生不動産販売部門は、リノベーションマンションを27戸引渡したことにより、売上高10億73百万円(同14.2%増)、セグメント利益は1億68百万円(同 224.5%増)。

 不動産管理事業部門は、売上高2億60百万円(同46.0%増)、セグメント利益1億35百万円(同55.4%増)。

 3事業部門共に大幅増収増益となった。

 なお、今期業績が好調に推移していることもあり、7月31日の第2四半期の上方修正とともに、期末5円から6円へと1円の増配も発表している。

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