【狙い場・買い場】鉄人化計画はモミ合い煮詰まる、今期8割増益、PER9倍、利回り2.3%

狙い場・買い場

鉄人化計画<2404>(東2)は、長期のモミ合い離脱する動きを強めている。今8月期大幅増益見通しで割安感があり、水準訂正高が期待されることから、注目できそうだ。

同社は、「カラオケの鉄人」ブランドをはじめとした空間提供型アミューズメント施設の運営。音響設備・機器、システム、コンテンツの販売・レンタル・ASPなどを行っている。主力事業であるカラオケルーム運営事業においては、新規出店による収入増加に依存するのではなく、既存店舗のオペレーションを徹底して見直すことによる売上・利益の維持・拡大を追求し、提供メニューの整理見直しや効率的な販売促進活動等を進めた他、店舗スタッフへの接遇教育に注力しサービスレベル向上に取組んでいる。

今8月期第1四半期決算は、売上高が22億7800万円(前年同期比0.6%減)、営業損益が1億0100万円の赤字(同2億1200万円の赤字)、経常損益が8000万円の赤字(同2億3400万円の赤字)、最終損益が7100万円の赤字(同1億7900万円の赤字)と赤字幅を縮小している。

通期業績予想は、売上高が99億8000万円(前期比1.7%減)、営業利益が5億5200万円(同80.9%増)、経常利益が5億9300万円(同2.0倍)、純利益が3億3500万円(同2.5倍)と大幅増益を見込んでいる。年間配当は11円(6円50銭増)と増配を予定。

カラオケルーム運営で培ったオペレーションノウハウとサービス、キャンペーンの企画立案力などを活用し、さまざまなアミューズメント空間を展開しているが、中でもグアムに誕生した、リゾート感あふれる大人のマルチエンターテイメントCAFE & BARの運営などに期待感が高まりまる。

株価は、昨年7月4日に昨年来の高値520円と買われた後、460円を挟んで小幅モミ合いとなっている。今期予想PER9倍台と割安感があり、配当利回り2.3%と魅力がある。2月中間期配当取りを前に水準訂正が期待されそうである。(N)

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