ソレイジア・ファーマが出直り強める、がん治療にともなう疼痛緩和薬に注目再燃

株式市場 銘柄

■保険収載を経て明治HDグループから販売開始としており期待強まる

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は21日、後場も出直りを強め、13時にかけては9%高の388円(32円高)まで上げて本日の現在高となっている。「がん領域のスペシャリティ・ファーマ」を掲げ、がん化学療法及び放射線療法による口内炎に伴う疼痛緩和口腔用液材「エピシル 口腔用液」(開発品:SP-03、以下「エピシル」)が、7月初、厚生労働省より日本国内における医療機器製造販売承認を取得。今後、保険収載を経て、日本における独占販売権の導出先である明治ホールディングス<2269>(東1)のMeiji Seikaファルマ株式会社から販売開始の予定としており、期待が再燃する様子がある。

 第2四半期の連結決算(2017年1~6月累計)は8月10日に発表し、各利益とも前年同期比で赤字拡大となったが、株価は取引日ベースで3日後の16日に発表前の終値を上回った。このため、目先的な業績動向は影響していないとの見方があり、新薬の寄与に対する期待の強さがうかがえるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る