パイプドHDグループのパイプドビッツは自治体向けに「ふるさと納税特化型CRMソリューション」の提供開始

新製品&新技術NOW

■ふるさと納税に係る自治体の業務効率化や、納税者のリピーター育成を支援

 パイプドHD<3919>(東1)のグループ企業、パイプドビッツは、8月25日に、ふるさと納税を行う自治体向けに「ふるさと納税特化型CRMソリューション」を提供開始した。

 このソリューションにより、ふるさと納税に係る自治体の業務効率化や、納税者のリピーター育成を支援することになる。

 ふるさと納税制度が導入されてから10年目を数える今でも、ふるさと納税に関するニュースは頻繁に流れている。総務省の調べによると、2016年度の寄附総額は前年度比1.7倍の約2844億円となり、成長の一途を辿っている。しかし、全体の約3分の1を占める自治体の成長率は前年度を下回っており、制度を上手く活用できていないのが現状である。ふるさと納税を成功させるためには、多くの返礼品を集めることはもちろん、一度寄附した顧客を離さずリピーターに育てながら、返礼品や自治体のファン化を図り、地域全体の盛り上げに繋げることが重要となる。

 このソリューションでは、自治体向けのサービス提供実績の豊富なパイプドビッツが、情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」を基盤に長年培ってきたシステム運用ナレッジや開発ノウハウをもとに、ふるさと納税制度を継続してうまく活用していくためのシステム提案および運用支援を行う。

 具体的には、自治体に代わり、実際に地元企業に足を運んでふるさと納税への返礼品提供を呼びかける。加えて、自治体のサイト内に返礼品の応募や申請ができるフォームを設置し、地元企業からの申請を24時間365日受け付ける。申請へのハードルが下がるため返礼品数の増加が図れるほか、実地営業活動ではアプローチし難いネットショップ運営者や若手経営者、起業家などからの申請も受け付けられるため、返礼品に差をつけることが期待できる。

 名前や寄附額、返礼品といった寄附者情報を、過去のデータと合わせてデータベース化することで、リピート率の確認や分析、寄附者のグルーピングが可能となる。また、データ分析に精通した専門チームが、分析結果をもとにした商品開発戦略やリピート戦略を策定し、リピーター獲得・育成のためのサポートを行う。さらに、寄附者情報に合わせたメールの送信や満足度調査、使途施策実施の際の意見収集もできるため、双方向のコミュニケーションを実現する。

 返礼品1件1件の発送状況や入金状況、個人情報などは、堅牢な「スパイラル(R)」のデータベースにて一元管理する。また、寄附証明書やお礼状などの書類発送もパイプドビッツが運用代行し、自治体の事務作業の効率化を支援する。

ふるさと納税特化型CRMソリューション
https://www.pi-pe.co.jp/solution/furusato/

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る