【株式市場】円安など好感し日経平均は8月17日以来の1万5000円台回復、新規上場のUUUMは買い気配

株式

◆日経平均の終値は1万9506円54銭(143円99銭高)、TOPIXは1607.65ポイント(9.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億530万株

チャート4 30日後場の東京株式市場は、JPX日経400指数の定時銘柄入れ替えにともなう売買が30日の終値で実施されるのを控え、採用になるソニー<6758>(東1)などが一段と強張っただけでなく、除外になる富士フイルムホールディングス<4901>(東1)なども高いため、全体に買い安心感が広がった。日経平均は14時頃に一段伸び上がり、175円68銭高(1万9538円23銭)まで上げた。大引けでの1万9500円台回復は8月17日以来。東証2部指数は軟調だが、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、円相場が1ドル110円台につっかけてきたことなどを受けて日本郵船<9101>(東1)などの海運株が一段ジリ高となり、鉄鋼、重工株なども高い。ビーブレイクシステムズ<3986>(東マ)は好業績株を再評価・選別買いする動きに乗ったとされて大きく出直り、山王<3441>(JQS)は引き続き導電性微粒子に関する特許などが材料視されて急出直り。

 30日上場のUUUM(ウーム)<3990>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは4715円の買い気配(公開価格2050円の2.3倍)。

 東証1部の出来高概算は17億530万株(前引けは6億8923万株)、売買代金は2兆2247億円(同8699億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1357(同1049)銘柄、値下がり銘柄数は540(同824)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、倉庫・運輸、水産・農林、鉄鋼、食料品、電気機器、電力・ガス、医薬品、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る