メディカル・データ・ビジョンが反発幅を拡大、病院と患者を結ぶ戦略ITシステム「CADA-BOX」北陸地方で初めて稼動

株式市場 銘柄

■患者の様々な不安感が和らぐほか受診後にすぐ帰宅できるなどの特色が

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は6日の後場寄り後に一段と強含み、8%高の2169円(166円高)をつけて反発幅を広げた。医療ビッグデータ利活用サービスの先駆的大手で、4日、病院と患者を結ぶ戦略的なITシステム「CADA-BOX(カーダボックス)」が北陸地方で初めて恵寿総合病院(社会医療法人財団董仙会・石川県七尾市、神野正博理事長)で稼動したと発表。翌5日には「北國新聞」が「自分のカルテ、いつでも閲覧」と報道し、注目が再燃している。

 「CADA-BOX」は、患者が自身の診療情報の一部を保管・閲覧できるWEBサービス「カルテコ」や、患者が自由に支払い条件を設定できる医療費後払いサービス「CADA決済」などを融合し、既存の電子カルテと連結させる病院向けのITシステム。自身の診療情報を知ることができるため、医師との意思疎通を深めることができ、患者の様々な不安感が和らぐほか、たとえば、後払いサービスを利用すれば、受診後に会計窓口で順番待ちせずに帰宅できる。

 業績は好調で、今期・2017年12月期も連結純利益などが続けて最高益を更新する見込み。株価は6月に上場来の高値2863円をつけ、直近も右肩上がりの基調に崩れはないと見られている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る