【チャート診断】星光PMCの週足チャート煮詰まる、今期3.1倍増益と回復、期待材料で上放れ濃厚

チャート診断

星光PMC<4963>(東1)の週足チャートが930円前後で煮詰まっている。昨年来高値は昨年3月の1978円で1年の調整で出直り体勢は整っているとみられる。

14年12月期は売上239億7000万円、営業利益3億1900万円だった。決算期変更で比較はできないが、低調な成績だった。国内外で製紙用薬品の売上高が計画を下回った。配当は前々期(9カ月決算で9円)と実質的に同額の年間12円(第2四半期末6円、期末6円)とした。

15年12月期は、売上は9.9%増の263億5000万円、営業利益3.1倍の10億円、1株利益27.3円、配当年12円の見通し。製紙用薬品の需要回復、高付加価値商品の拡販、KJケミカルズの通期連結、利益面ではプロダクトミックスの改善、ロジンなど原材料価格上昇に対する製品価格是正の浸透、KJケミカルズの減価償却費減少などで収益改善が期待される。原油価格下落も追い風だ。

一方、次世代素材CNFは、すべての植物の植物細胞壁の骨格成分であるセルロースをナノサイズまで細かくほぐすことにより得られる繊維である。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上強く、熱による変形が少ないなどの特徴を持ち、樹脂の補強材として機能させることにより、自動車用樹脂の強度向上や金属部材からの置き換え、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待されている。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指し、13年2月に経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択された。14年6月にはナノセルロースの開発・事業化を促進するため、産官学連携型コンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立され、当社を含めて100社以上が参画した。

そして14年11月には竜ヶ崎工場におけるCNF実証生産設備の建設工事が完了し、本格的な変性CNFサンプルの提供を開始した。

上値が切り下がる中で下値を固めるという典型的な、「三角保合い」を形成。今期業績の急回復と期待の材料で上放れる可能性はありそうだ。(甘栗)

>>星光PMCのMedia-IR企業情報

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