チタン工業がストップ高、ノーベル賞候補技術が言われ「もみ合い放れ」狙い打ち

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■業績回復傾向で上値を試す展開に思惑材料が重なる

 チタン工業<4098>(東1)は11日、急伸して始まり、9時30分にかけて一時ストップ高の294円(80円高)に達した。出来高も激増している。手がかり材料としては、10月初旬のノーベル賞発表に向け、次世代電池の開発に用いられるチタン酸リチウムに関する研究が候補になるのではと思惑視する動きがあるようだ。

 もっとも、同社株は仕手色の強い材料株のイメージがあり、業績は回復傾向。また、値動きをみると、何度か上値を試しながら240円どころを上値にもみ合ってきたため、この水準を上抜けば「もみ合い放れ」の相場に発展しそうな位置にあったという。こうした状況をうまくとらえて狙い打ちされたとの見方もある。ストップ高を何日か重ねる可能性はあるが、そのためには本日の大引けをストップ高で終えることが望ましいとの見方もある。(HC)

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