【株式評論家の視点】ラクオリア創薬のピラゾロピリジン誘導体は日本でも特許査定受ける、需給悪化懸念は後退

株式評論家の視点

 ラクオリア創薬<4579>(JQG)は、9月12日に84円高の1128円と3営業日続伸している。同社は、 医薬品開発化合物の継続的な創出、研究開発ポートフォリオの拡充及びそれら開発化合物の導出を目指し、研究開発活動及び営業活動に取り組んでいるが、6日午後1時50分に同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの一つピラゾロピリジン誘導体(特願2015-519668)が、これまで日本で審査中であったが、同日特許査定の連絡を受けたと発表。引き続きこれを材料視した買いが入っている。

 今回特許査定を受けたピラゾロピリジン誘導体は、同社が6月19日に開示した「選択的ナトリウムチャネル遮断薬(ピラゾロピリジン誘導体)の中国における特許査定のお知らせ」と同じシリーズの誘導体で、今回の特許査定により、欧州、中国に続き日本において同社の知的財産権が強化されることになった。複数の疼痛モデル動物において、高い有効性を示すことが確認され、副作用の少ない画期的新薬として、様々な疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されることから、中長期的な視点で同社の企業価値の向上に寄与する見通し。

 足元の業績は、今17年12月期第2四半期業績実績が、売上高4億6300万円、営業損益3億5200万円の赤字、経常損益3億円の赤字、最終損益2億8700万円の赤字に着地。

 今17年12月期業績予想は、売上高7億1300万円、営業損益4億3900万円の赤字、経常損益4億7700万円の赤字、最終損益4億9100万円の赤字を見込む。(今17年12月期第1四半期からテムリック株式会社を連結子会社とする連結決算を開始したため、対前年増減率は記載していない。)

 株価は、7月26日につけた年初来の高値1908円から8月14日安値1093円まで調整を挟んで9月1日高値1440円と上昇。大株主による株式売却を嫌気され、同6日安値967円と下げた後、出直る動きで、26週移動平均線がサポートしており、トレンドは崩れていない。短期的には、需給悪化懸念は後退。中長期的には、ピラゾロピリジン誘導体が同社の企業価値の向上に寄与する見通しで、押し目買い優位に上値を伸ばすか注目したい。(株式評論家・信濃川)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新記事

カテゴリー別記事情報

     

    新着記事

    ピックアップ記事

    1. ロータス投資研究所代表、中西文行 氏 テクニカルでは16000円割れに 世界の主要株価指数は、18年…
    2. 2019年相場展望 米中貿易摩擦の動向に左右される展開 2018年の東京株式市場は、欧米の長期金利の…
    3. シニアアナリスト:水田雅展 2019年は前半が調整色でも年末高に向かう可能性  2019年の株式…
    2019年5月
    « 4月    
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    IRインタビュー 一覧

    Eストアーの石村賢一社長に聞く アイビーシーの加藤裕之社長に聞く 協立情報通信の長谷川浩社長に聞く ピクスタの古俣大介社長に聞く メディカル・データ・ビジョンの岩崎博之社長に聞く イワキの岩城慶太郎副社長に聞く ヨコレイの西山敏彦社長に展望を聞く 平山の平山善一社長に近況と展望を聞く アンジェス MGの山田 英社長に聞く CRI・ミドルウェアの押見正雄社長に聞く 京写の児嶋一登社長に聞く

    アーカイブ

    「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
    また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
    ページ上部へ戻る