マルマエは調整一巡感、受注好調で18年8月期も収益拡大期待

【アナリスト水田雅展の銘柄分析

 マルマエ<6264>(東マ)は半導体・FPD製造装置に使用される真空部品などの精密切削加工事業を展開している。受注好調で17年8月期大幅増収増益予想である。そして18年8月期も収益拡大が期待される。株価は6月高値から反落して水準を切り下げたが、調整一巡感を強めている。なお10月10日に17年8月期決算発表を予定している。

■真空部品や電極などの精密切削加工事業を展開

 半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置に使用される真空部品や電極などの精密切削加工事業を展開し、新規分野として光学装置・通信関連分野も強化している。

■17年8月期大幅増収増益予想、18年8月期も収益拡大期待

 前期(17年8月期)非連結業績予想(5月11日に2回目の増額修正)は売上高が前々期(16年8月期)比26.6%増の28億40百万円、営業利益が39.1%増の6億80百万円、経常利益が44.0%増の6億60百万円、純利益が23.8%増の4億50百万円としている。

 月次の受注残高(速報値)を見ると、17年8月度は半導体分野が5億51百万円(前月比2.4%増加、前年同月比147.0%増加)、FPD分野が2億68百万円(前月比15.8%減少、前年同月比127.9%増加)、その他分野が0百万円、合計が8億20百万円(前月比5.1%減少、前年同月比130.5%増加)だった。好調が続いている。

 通期予想に対する第3四半期累計(9月~5月)の進捗率は売上高72.6%、営業利益70.9%、経常利益71.1%、純利益73.1%と順調だった。半導体分野とFPD分野の受注が好調に推移して3回目の増額余地がありそうだ。そして今期(18年8月期)も収益拡大が期待される。

 なお17年8月期の配当予想は、17年3月1日付で株式2分割を実施して第2四半期末8円、期末4円としている。株式2分割後に換算すると年間8円となり、16年8月期の年間7円50銭に対して50銭増配となる。

■株主優待制度は17年8月末から実施

 株主優待制度は、毎年8月末日現在、6ヶ月以上継続して1単元(100株)以上(17年3月1日付株式2分割後)保有株主を対象として、クオカード1000円分を贈呈する。17年8月期末から実施する。

■株価は調整一巡感
 
 株価(17年3月1日付で株式2分割)は、急伸した6月の上場来高値1747円から反落して水準を切り下げた。9月6日には1011円まで調整した。その後は切り返して調整一巡感を強めている。

 9月13日の終値1106円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS42円71銭で算出)は25~26倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想に株式2分割を考慮した年間8円で算出)は0.7%近辺、前々期実績PBR(前々期実績に株式2分割を考慮したBPS92円90銭で算出)は12倍近辺である。時価総額は約132億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。調整一巡して出直りが期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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