【注目銘柄】日本鋳造は今期第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表

注目銘柄

■第2四半期、通期共に大幅増収増益で黒字転換の見込み

 鋳鋼・鋳鉄品の総合メーカーの日本鋳造<5609>(東2)は、今期第2四半期、通期業績予想の上方修正を発表した。

 第2四半期については、橋梁部品、柱脚等の品種構成の改善により前回予想を上回る見込みとなった。

 第2四半期連結業績予想の、売上高は前回予想通りであるが、営業利益を1億円、経常利益を1億円、純利益を60百万円上方修正した。

 その結果、今期18年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高60億円(前年同期比38.86%増)、営業利益3億円(前年同期△77百万円)、経常利益3億円(同△75百万円)、純利益2億円(同△60百万円)と大幅増収増益で、黒字転換となる見込み。

 通期連結業績については、鋳鋼品については、半導体製造装置向けおよび大型鉱山機械用等の受注が前回予想を上回り、橋梁部品、柱脚等についても、東京オリンピック関連需要の本格化等により前回予想を上回る見込みとなった。

 通期連結業績予想の売上高を15億円、営業利益を1億50百万円、経常利益を1億50百万円、純利益を80百万円上回る見通しとなった。

 その結果、18年3月期通期連結業績予想は、売上高125億円(前期比30.07%増)、営業利益5億円(前期△3億13百万円)、経常利益5億円(同△3億06百万円)、純利益3億20百万円(同△8億25百万円)と大幅増収増益で黒字転換を見込む。

 なお、一株当たり純利益は前期の△16円9銭から、今期は62円35銭となる見込み。

 株価は、134円と低位株であり、PBR0.73倍、配当利回り1.87%と割安であることから、今回の上方修正を機に株価の見直しが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る