本日上場のテックポイント・インクも買い気配のまま公開価格の36%高(10時10分現在)

株式市場 IPO 鐘

■日本人が米国のシリコンバレーで起業した半導体開発企業

 29日新規上場のテックポイント・インク<6697>(東マ・売買単位100株)は、監視(防犯)カメラ向け半導体や車載カメラ向け半導体の開発・販売や映像伝送システムの開発などを行い、日本人が米国のシリコンバレーで起業したファブレスメーカー(製造設備を持たない開発企業)。本社はシリコンバレーのサンノゼ市に置く。

 会社発表の2017年12月期の業績予想(連結)は、売上高が前期比20.0%増の36億5000万円、営業利益は同3.3%減の5億8100万円、純利益は同1.6%減の3億8400万円、予想1株利益は23円52銭。

 公開価格は650円。買い気配を上げ、10時現在は公開価格を36%上回る881円の買い気配となっている。まだ初値はついていない。公開価格のPERは27.7倍で、半導体開発銘柄の中では割安との見方が少なくない感触だ。(HC)

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