エスプールの第3四半期は、ビジネスソリューション、人材ソリューションともに好調で25.5%の増収

■雇用情勢を背景に人材派遣サービスが大きく拡大したほか、稼働農園数が増加した障がい者雇用支援サービスの売上が伸長

 エスプール<2471>(JQS)の第3四半期は、ビジネスソリューション、人材ソリューションともに好調で25.5%の増収となった。

 同社は、ビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、障がい者雇用支援・就労移行支援サービス、フィールドマーケティングサービス、マーチャンダイジングサービス、販売促進支援業務、顧問派遣サービス)、および人材ソリューション事業(コールセンター向け派遣、携帯電話販売員派遣、ストアスタッフ派遣)を展開している。

 両事業共に好調で、ビジネスソリューション事業の売上高は27億28百万円(前年同期比11.0%増)、人材ソリューション事業55億96百万円(同33.5%増)となった。

 今期17年11月期第3四半期連結業績は、売上高83億08百万円(同25.5%増)、営業利益3億91百万円(同11.6%増)、経常利益3億93百万円(同15.2%増)、純利益2億39百万円(同13.7%減)となった。
 最終利益が減益となったのは、法人税の影響で、前年同期は52百万円であったのが、今期は1億62百万円となったことによる。

 トピックスとしては、雇用情勢を背景に人材派遣サービスが大きく拡大したほか、稼働農園数が増加した障がい者雇用支援サービスの売上が伸長していることが挙げられる。特に、障がい者雇用支援サービスは、ストックビジネスであり、安定的な収益が見込めるため、今後も同社の事業拡大に貢献すると期待されている。

 進捗率を見ると、売上高76.76%(前期71.69%)、営業利益67.07%(同68.90%)、経常利益68.83%(同68.75%)、純利益71.56%(同68.73%)となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る