パソナグループが上場来の高値、第1四半期の大幅増益など好感

株式市場 銘柄

■すべてのセグメントで増収となり純利益は大幅に黒字転換

 パソナグループ<2168>(東1)は10日、急伸して始まり、取引開始後に21%高の1488円(261円高)まで上げて株式分割など調整後の上場来高値に進んだ。6日発表の第1四半期決算(2017年6~8月、連結)が前年同期比で営業利益4.8倍になり、純利益は大幅に黒字転換し、買い殺到となっている。一部では、中期的に2000円が狙えるとして注目する様子もある。

 この第1四半期は、人材紹介事業やインソーシング事業などすべてのセグメントで増収となり、営業利益は、グループ総合拠点への移転に伴う費用等の一時的な発生があったが、各事業の増収に伴う利益増と、退職給付費用の負担減等により10億3300万円(前年同期比4.8倍)となった。18年5月通期の見通しは据え置き、連結営業利益は前期比25.9%増の56億5000万円、純利益は大幅に黒字転換して10億円、予想1株利益は27円17銭。(HC)

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