【株式市場】ESG銘柄など強く日経平均は高値警戒感をハネのけ最長連騰記録14日続伸に並ぶ

株式

◆日経平均の前引けは2万1451円78銭(3円26銭高)、TOPIXは1730.39ポイント(0.35ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億6472万株

 20日後場の東京株式市場は、「衆議院選挙期間中は相場が高い」というジンクスが本日で終わることや、19日までの日経平均13連騰による高値警戒感があり、一時、株価指数の先物が売られたようで、日経平均は13時30分過ぎに85円42銭安(2万1363円10銭)まで軟化する場面があった。しかし、日立製作所<6501>(東1)ソニー<6758>(東1)、自動車株などが強く、大引けにかけてはTOPIXなども堅調に転換。日経平均は14日続伸し、1996年以来の高値を連日更新。東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JASDAQ平均は小安い。

 日経平均の14日続伸は、1949年に東証が再開された後の最長連騰記録14連騰(1960年12月21日から61年1月11日)に並んだ。

 後場は、花王<4452>(東1)が一段ジリ高となるなどESG(環境・社会・ガバナンス)銘柄を評価する動きとの見方があり、マルハニチロ<1333>(東1)は前場に続いて業績好調の観測報道などを材料に一段ジリ高。ロゼッタ<6182>(東マ)は最新翻訳機の翻訳精度向上などが注目されて堅調持続。インフォコム<4348>(JQS)は業績見通しの増額など好感され活況高。

 東証1部の出来高概算は15億2222万株(前引けは7億6472万株)、売買代金は2兆4705億円(同1兆1875億円)。1部上場2031銘柄のうち、値上がり銘柄数は890(同1024)銘柄、値下がり銘柄数は1048(891)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、ゴム製品、保険、化学、サービス、ガラス・土石、医薬品、繊維製品、その他製品、石油・石炭、などとなった。(HC)

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