エンプラスは第2四半期、通期連結業績予想の上方修正を発表

■半導体機器事業では市場環境が良好で、車載向けを中心に国内外の受注は順調

 精密加工プラスチックで首位のエンプラス<6961>(東1)は、第2四半期、通期連結業績予想の上方修正を発表した。

 第2四半期は、半導体機器事業では市場環境が良好で、車載向けを中心に国内外の受注は順調であった。また、テストソケットも新規顧客の開拓が進み、業績向上に寄与した。エンプラ事業も、主に海外市場において高付加価値製品の販売が拡大した。その結果、当初予想を上回る見込みとなった。

 今期18年3月期第2四半期連結業績予想は、売上高は前回予想を16億43百万円上回る171億43百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は9億36百万円上回る9億36百万円上回る26億36百万円(同26.49%増)、経常利益は8億43百万円上回る25億43百万円(同33.56%増)、純利益は6億68百万円上回る18億68百万円(同47.0%減)と大幅な上方修正を見込む。最終利益が大幅減益となるのは、前期に固定資産売却益などの特別利益があった影響による。

 なお、同日、上方修正した数字そのままで、第2四半期連結業績を発表した。

 通期連結業績予想については、足元では為替が安定しており、第3四半期以降も半導体機器事業を中心に底堅い需要が継続すると判断し、上方修正することになった。

 通期連結業績予想は、売上高は前回予想を20億円上回る340億円(前期比3.06%増)、営業利益は10億円上回る50億円(同20.45%増)、経常利益は10億円上回る50億円(同22.64%増)、純利益は6億円上回る34億円(同34.0%減)を見込む。

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