【株式市場】日経平均は15日続伸し連騰の最長記録を57年ぶりに塗り替え21年ぶりの高値

株式

◆日経平均の終値は2万1696円65銭(239円01銭高)、TOPIXは1745.25ポイント(14.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億8207万株

 23日後場の東京株式市場は、キヤノン<7751>(東1)ファナック<6954>(東1)京セラ<6971>(東1)などが一段とジリ高基調を強め、主力株の強さが目立つ展開になった。衆院選での与党勝利などが材料視され、日経平均も13時30分にかけて前場の高値を抜いて265円96銭高(2万1723円60銭)まで上昇し、1996年7月以来の高値に進んだ。大引けも239円高となり15日続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経平均JSDAQ平均とも高い。

 日経平均は15日続伸し、連騰記録としては東証が1949年に取引再開となって以降、これまで最長記録だった14日続伸(1960年12月21日から61年1月11)を塗り替えて1位になった。

 後場は、衆院選を受けて景気回復期待も強まったとされ、景気敏感株のJFEホールディングス<5411>(東1)王子ホールディングス<3861>(東1)なども一段ジリ高となった。高砂鐵工<5458>(東2)はストップ高。ウォンテッドリー<3991>(東マ)も働き方改革などの政策に乗る期待が言われてストップ高となり、カーメイト<7297>(JQS)は「あおり運転」による重大事故を受けドライブレコーダーなどの需要増加が材料視されて3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億8207万株(前引けは6億7109万株)、売買代金は2兆5942億円(同1兆711億円)。1部上場2031銘柄のうち、値上がり銘柄数は1639(同660)銘柄、値下がり銘柄数は313(同1277)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、パルプ・紙、鉄鋼、電気機器、化学、保険、鉱業、金属製品、非鉄金属、機械、ガラス・土石、などとなった。(HC)

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