綿半ホールディングスの今3月期第2四半期は増収大幅増益、スーパーセンター事業が好調

■今3月期は売上高1013億円、経常利益21億円と過去最高額に

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は30日、18年3月期第2四半期連結業績を発表した。

 売上高は、前年同期比14.5%増の493億74百万円、営業利益は同44.8%増の8億80百万円、経常利益は同45.1%増の9億35百万円、四半期純利益は同30.6%増の5億90百万円だった。

 スーパーセンター事業では、37店舗を展開。特に16年11月に取得した株式会社綿半Jマートが大きく寄与し、全店売上高は前年同期比127.5%と大幅な増収となった。一方、既存店売上高は、前期より本格稼働したEDLP(エブリデー・ロー・プライス)戦略が浸透。順調に効果が表れていることに加え、ミックスマッチ(複数販売による割引)なども好評で、同103.1%と増収になった。また、利益面では、食品のロス率改善、商品点数の絞込みによる仕入原価の低減及び店舗オペレーションの効率化など、利益率の改善を図り、売上高は340億81百万円(同26.2%増)、営業利益は8億79百万円(同65.2%増)となった。

 建設事業では、収益面は大型工事物件が下期に集中しており前年同期比で減収減益に留まったが、受注残は同12.3%増となり、受注及び工事進捗は計画どおり順調に推移している。売上高は131億48百万円(同6.4%減)、営業利益は2億22百万円(同22.1%減)となった。

 貿易事業では、新原料の市場への投入準備を積極的に進めるとともに、既存商品の収益確保に注力。また、貿易関連事業の再編成を行うなど、売上高は20億3百万円(同5.7%増)、営業利益は前期為替特需の反動減のため2億36百万円(同12.9%減)となった。

 今期連結業績予想(5月12日公表)は据え置き、売上高が前期比9.2%増の1013億51百万円、営業利益が同3.6%増の20億39百万円、経常利益が同5.8%増の21億9百万円、純利益が同6.3%減の12億59百万円とし、売上高・経常利益ともに過去最高額を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る