生化学工業の第2四半期は海外医薬品の増加や円安効果などもあり増収大幅増益となる

■前年同期の米国SI-6603オープン試験費用が無くなったことに加え、研究開発費の一部が第3四半期以降にずれ込む

 生化学工業<4548>(東1)の第2四半期は、海外医薬品の増加や円安効果などで増収となり、前年同期の米国SI-6603オープン試験費用が無くなったことに加え、研究開発費の一部が第3四半期以降にずれ込んだこともあり、大幅増益となった。

 今期18年3月期第2四半期連結業績は、売上高154億95百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益22億18百万円(同183.4%増)、経常利益47億94百万円(同248.3%増)、純利益35億50百万円(同250.4%増)となった。

 セグメント別の売上高は、医薬品事業125億59百万円(同2.3%増)となった。内訳は、国内医薬品84億53百万円(同0.8%減)、海外医薬品35億86百万円(同11.1%増)、医薬品原体5億19百万円(同3.1%減)。
 LAL事業は29億36百万円(同4.7%増)となった。

 第2四半期業績は、ほぼ計画通りであったことから、通期連結業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、18年3月期連結業績予想は、売上高303億円(前期比2.4%増)、営業利益15億円(同17.0%増)、経常利益37億50百万円(同51.4%増)、純利益27億円(同51.0%増)を見込む。

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