【株式市場】好業績株は高いが昨日の大波乱による手控えムードあり日経平均は3日続落

株式

◆日経平均の終値は2万2681円42銭(187円29銭安)、TOPIXは1800.44ポイント(12.67ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億9046万株

チャート14 10日後場の東京株式市場は、引き続き9日の大波乱相場を受けた手控えムードが言われて日経平均は軟調だったが、安川電機<6506>(東1)などの好業績株は高かった。また、ここ2ヵ月近く相場が強かったため日銀のETF(上場投信)買いの余力が増加しているとされ、日経平均は前場の安値(356円78銭安の2万2511円93銭)を割らず、徐々に持ち直した。終値では3日続落。東証マザーズ指数、日経平均JASDAQ平均は高い。

 後場は、日本海洋掘削<1606>(東1)が一段と強張り、サウジアラビアの王族間の粛清による原油高予想などが言われて活況高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は今期の業績回復見通しなどが好感されて一段ジリ高となり、アテクト<4241>(JQS)は正午前の決算発表が好感されて後場一段高。

 東証1部の出来高概算は18億9046万株(前引けは9億9389万株)、売買代金は増加して3兆5894億円(同1兆9306億円)。1部上場2034銘柄のうち、値上がり銘柄数は596(同417)銘柄、値下がり銘柄数は1357(同1546)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は8業種(前引けは3業種)にとどまり、石油・石炭、鉱業、海運、金属製品、倉庫・運輸、不動産、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る