石原産業が後場一段高、通期見通しを大幅増額し継続注目できる銘柄との見方も

株式市場 銘柄

■各利益とも一転増益の見込みに見直す

 石原産業<4028>(東1)は13日の後場、一段と強含み、13時にかけて23%高の2065円(389円高)まで上げて2008年以来の高値に進んでいる。10日の取引終了後に第2四半期の連結決算(2017年4~9月累計)を発表し、3月通期の業績見通しを大幅に増額修正し、各利益とも一転増益の見込みとしたため注目し直されている

 無機化学事業、有機化学事業とも好調に推移し、究開発費の支出時期を一部見直したことなどもあり、3月通期の連結営業利益の見通しは従来予想を96%引き上げて92億円の見込み(前期比では9.3%の増加)に増額し、同じく純利益は2.7倍に引き上げて65億円の見込み(同26.8%の増加)に見直した。増額後の予想1株利益は162円61銭。

 第2四半期までの見通しは11月1日に増額修正済みのため、通期見通しについても上ぶれる期待はあったとの見方がある。13日はこうした見通しを上回る大幅増額になり、急伸につながったようだ。好業績銘柄として波状的に買い人気が再燃する可能性があり、継続的に注目できる銘柄との見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る