井村屋グループが18%高、東証・名証1部への移籍など好感

株式市場 銘柄

■公募増資も行い用地購入や設備増設などの成長投資を発表

 井村屋グループ<2209>(東2)は16日、急伸相場となり、10時現在は18%高の2470円(373円高)前後で推移。出来高も急増し、東証2部銘柄の値上がり率1位となっている。15日の夕方、東証と名証が12月7日付で市場1部銘柄に指定すると発表し、同社は更なる成長に向けた資金調達として新株式発行、および自己株式の処分を発表。期待が集まった。

 新株式発行は11万4000株の公募増資、自己株式の処分(一般募集)は88万6000株。払込期日は2017年12月6日。調達する資金は、「当社グループの特色である、あずき関連商品の更なる進化に向けて、伝統に培われた技術と新技術の融合を図り、価値、特色を向上した商品を生産する「あずき加工の基幹工場」の建設を目的として、主に当社グループの本社(三重県津市)に隣接するNTT印刷株式会社から当社が購入し、井村屋株式会社が使用する工場建物の改装資金及び菓子食品製造設備や冷菓製造設備の増設のための設備投資資金に充当する予定」などとした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る