メタウォーターはB-DASHプロジェクト実証施設の完成記念式典を開催

■下水道事業の持続性確保に大きく貢献する技術

メタウォーターは<9551>(東1)は、高知市、国立大学法人高知大学、日本下水道事業団(JS)およびメタウォーターの4者からなる共同研究体が提案した「無曝気循環式水処理技術実証研究」の実証施設が、高知市下知水再生センター内に完成し、1月28日から試験運用を開始しており、これを記念し、26日に完成式典を開催したと発表しました。このプロジェクトは国土交通省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)で採択されたものです。

式典には、国土交通省国土技術政策総合研究所の髙島 英二郎下水道研究部長、岡﨑 誠也高知市長、メタウォーターの木田 友康代表取締役社長など、約80人が参加しました。

当技術は、国土交通省国土技術政策総合研究所の委託研究によるもので、人口減少や財政難、
技術者不足など多くの課題を抱える下水道事業の持続性確保に大きく貢献する技術であり、1.電力量の大幅削減(水処理にかかる電力消費量 70%削減を目標)2.安定した処理水質を実現3.導入時に既設の大幅改造が不要などの特長があります。

実証フィールドを提供する高知市は、「高知市下水道中期ビジョン」(12年 策定)の中で「良好な水環境作り」、「下水道経営の健全化」などを基本方針にしており、当技術はこれを実現するための新技術として期待されています。高知大ではコスト削減、地球温暖化対応、災害時対応など同時に様々な便益を生み出す「コベネフィット技術」を全国に先駆けて提唱してきており、当実証研究でもその視点を活かし、技術の確立に貢献します。また、JSは各種水処理技術の開発や下水道施設の設計・建設等のノウハウを活用し、研究管理を実施し、迅速な国内外への普及展開を目指します。

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