ソレイジア・ファーマが後場一段と強含む、開発中のがん化学療法剤に期待強まる

株式市場 銘柄

■スウェーデン社から導入の新薬候補の臨床試験を開始と発表

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は4日の後場、一段と強含んで458円(37円高)まで上げ、約1週間ぶりに450円台を回復した。前週末売買日の1日付で、開発中のがん化学療法剤「SP-04(PledOx)」の進捗状況を発表し、米国での第1相臨床試験(以下「本第1相試験」)における被験者への投与が開始された、としたことなどが材料視された。株価は17年5月に上場来の高値652円があり、再びこの水準を回復する期待が再燃している。

 発表によると、同社は2017年11月20日、「SP-04」の日本、中国、韓国、台湾、香港、およびマカオでの開発事業化の独占的権利をPled社(PledPharma AB、スウェーデン)より導入する契約を締結した。Pled社は「PledOx」の開発として、既に後期第2相臨床試験を完了しており、FDA(米国食品医薬品局)及び EMA(欧州医薬品庁)との協議を経た第Ⅲ相国際共同臨床試験を本年中に開始する予定を公表している。(HC)

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