【株式市場】様子見気分あるが材料株など活況で日経平均は9日連続高値

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万8826円88銭(28円94銭高)、TOPIXは1524.97ポイント(1.12ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億7027万株

チャート11 2日後場の東京株式市場は、朝方からの円安基調が一服し、今夜判明するユーロ圏の消費者物価指数、失業率を見定めたい様子があり、日立製作所<6501>(東1)は軟調で東芝<6502>(東1)は堅調など、主力株は前場に続いて高安混在の動きとなりました。日経平均は朝方の141円23銭高(1万8939円17銭)を上値に一進一退となりましたが、取引時間中としては約15年ぶりの高値を9日続けて更新し、日経JASDAQ平均は約9年ぶりの高値を7日続けて更新しました。東証マザーズ指数だけは小反落となりました。

 中で、シンフォニアテクノロジー<6507>(東1)が昼頃に近畿大学、三重大学と共同のでiPS細胞の品質を維持する装置の開発に成功と発表し、直後に急伸。パナソニック<6752>(東1)は未定だった今3月期の期末配当を増額発表したことなどが好感されて戻り高値に進み、2月に上場のシリコンスタジオ<3907>(東マ)は上場来の高値を更新し、大塚家具<8186>(JQS)は、増配に加えて会長の父と社長の実娘の対立が議決権の囲い追い込み競争に発展する思惑などから前週末のストップ高に続き大幅続伸となり、やまねメディカル<2144>(JQS)は会社発表の好材料などが特段ないまま4日連続ストップ高となりました。

 東証1部の出来高概算は21億7027万株(前引けは11億3086万株)、売買代金は2兆3341億円(同1兆1996億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は899(同1018)銘柄、値下がり銘柄数は832(同705)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は19業種(前引けは24業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、サービス、医薬品、情報・通信、金属製品、非鉄金属、輸送用機器、卸売り、石油・石炭、などでした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る