【株式市場】週央の下げ後に手控えた向きの買い戻しなど言われ日経平均は大幅続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2811円08銭(313円05銭高)、TOPIXは1803.73ポイント(17.48ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出にともなう売買が加わり20億53万株

チャート4 8日後場の東京株式市場は、為替が正午過ぎも円安基調を続けたことなどを受け、水曜日の日経平均445円安のあと慎重だったと見られる向きが買い戻しているとの見方があり、日経平均は前引けの274円50銭高(2万2772円53銭)から一段ジリ高基調となり、大引けにかけて321円68銭高(2万2819円71銭)まで上げた。7日の320円高に続き大幅続伸。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、大手商社株や大手不動産株が強く、ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は米アップル社の時期新製品に液晶も採用するとの報道が好感されて出直りを強め、手間いらず<2477>(東マ)は民泊事業で11月から12月にかけて中国企業、台湾企業との共同企画や連携を相次いで発表したことなどが材料視されて大幅続伸。理研グリーン<9992>(JQS)は業績見通しの増額が好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算はSQ算出にともなう売買が加わり20億53万株(前引けは11億9314万株)、売買代金は3兆7465億円(同2兆2461億円)。1部上場2047銘柄のうち、値上がり銘柄数は1405(同1209)銘柄、値下がり銘柄数は543(同728)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは全33業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油・石炭、水産・農林、鉄鋼、食料品、倉庫・運輸、小売り、などとなった。(HC)

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