FCMは今期18年3月期通期業績予想の上方修正を発表

■配当については、当初の35円から56円へ

 電線用伸線加工、金属メッキのFCM<5758>(JQS)は15日、今期18年3月期通期業績予想の上方修正を発表した。

 売上高を30億93百万円、営業利益を1億77百万円、経常利益を1億85百万円、純利益を1億20百万円上方修正した。

 その結果、18年3月期通期業績予想は、売上高228億円(前期比20.65%増)、営業利益4億90百万円(同71.33%増)、経常利益4億90百万円(同75.63%増)、純利益3億15百万円(同76.97%増)と大幅増収増益を見込む。

 電気機能線材事業は、主力の建設・電販向け需要が旺盛なことに加え、平角線・異形線なども堅調に推移しており、年度の予想を上回る見込み。また、電子機能材事業では、第3四半期に入ってようやく改善の効果が現れ始めた。更に、民生関連のコネクタ・端子類の引き合いは引き続いて旺盛。その他のパワーエレクトロニクス関連や自動車部品向けも、計画通り順調に推移している。そのような状況であることから、今回の上方修正となった。

 好業績が予想されることから、配当については、当初の期末配当35円から56円に上方修正した。前期末配当が32円であったことから、24円の増配を見込む。

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