マルマエ:1月度受注残概算~その他が出荷検収本格化で減少

(グラフ=分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移)

■半導体・FPD両分野とも好調を維持、協力企業の取引拡大で生産力アップに注力

精密部品加工のマルマエ<6264>(東マ)の15年1月末受注残高は、全体として前月比31.1%、前年同期比18.3%の減少で、266百万円となった。

受注残高の半分以上を占める半導体分野は、受注および出荷検収が好調に推移し対前月増減率で4.6%増、対前年同月増減率では128.7%増の153百万円となった。FPD分野は、受注および出荷検収共に回復傾向にあり、対前月増減率は8.9%増、対前年同月増減率では40.3%増の54百万円となった。一方、好調を維持していたその他分野は、出荷検収が本格化したことから、対前月増減率は69.4%減、対前年同月増減率も73.6%減の57百万円となっている。

今後の見通しについて同社取締役藤山敏久氏は「半導体分野は、受注品種の拡大によって、山谷はありながらも受注高および売上高の増加傾向は継続する見込みであり、FPD分野は、受注が増加し始めている状況です。また、その他分野では、山谷のある受注環境ではありますが、断続的にリピート受注を確保できる見通しを持っている。全般的には、半導体関連の真空パーツを中心に新規部品の受注拡大は依然続いており、生産力を一段と強化することが課題であり、社内生産力の増強および生産性の改善に加え、協力企業との取引をより拡大することで生産能力を高め、出荷拡大を図る。」と述べている。

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