ピックルスコーポレーションの第3四半期は原料価格の安定もあり、増収大幅増益

■キムチ製品の売上が好調

 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)の第3四半期は、原料価格の安定もあり、増収大幅増益となった。

 売上高に関しては、キムチ製品が好調であったことから、増収となった。利益面については、第1四半期は原料高騰の影響があったが、第2四半期以降は、原料が比較的安定した価格で調達できたことから、増益となった。

 今期18年2月期第3四半期連結業績は、売上高281億36百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益10億96百万円(同65.0%増)、経常利益11億74百万円(同61.5%増)、純利益7億76百万円(同59.9%増)となった。

 第3四半期が増収大幅増益と順調であることから、今通期業績予想は、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、今期通期連結業績予想は、売上高378億60百万円(前期比5.8%増)、営業利益13億93百万円(同78.6%増)、経常利益14億90百万円(同71.8%増)、純利益9億69百万円(同76.7%増)と大幅増益で最高益更新を見込む。

 26日の引け値は、1917円であった。同業他社とPERを比較すると、デリカフーズHD<3392>は22.02倍、ケンコーマヨネーズ<2915>は24.23倍、大森屋<2917>は26.88倍であるのに、同社は11.56倍である。佐賀工場を新設し、九州地区でも今後、売上拡大が見込まれ、最高益更新ペースで推移している企業の株価としては、物足りなさがある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る