【株式市場】日経平均は配当落ち分を埋めて上げマザーズ指数やJASDAQ平均は高値更新

株式

◆日経平均の終値は2万2911円21銭(18円52銭高)、TOPIXは1829.79ポイント(2.78ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億8124万株

チャート5 27日後場の東京株式市場は、材料株や好業績株を個別物色する相場が続き、リビアで発生した石油パイプライン爆発とNY原油高を手がかりに国際石油開発帝石<1605>(東1)が一段と強含んで高値を更新した。日経平均は前場の高値2万2936円16銭(43円47銭高)に迫る場面を見せて強もみあいとなり大引けも堅調で小反発。12月期末の配当権利確定日だった26日を通過し、日経平均ベースの配当落ち幅約33円を完全に埋めた。

 東証2部指数、日経JASDAQ平均は2000年に入っての最高値を更新し、マザーズ指数は年初来の高値に進んだ。

 後場は、カーリットホールディングス<4275>(東1)が東海東京調査センターの目標株価などを好感して一段高となり、ハウスドゥ<3457>(東1)は最高益基調などへの評価再燃とされて一段高。サインポスト<3996>(東マ)は引き続き無人レジ開発などが材料視されて昨日後半の下げから急反発。12月13日上場のヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(JQS)は高技術や業績動向などへの注目度が強く上場来の高値。

 東証1部の出来高概算は9億8124万株(前引けは5億406万株)、売買代金は1兆7089億円(同8826億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は1472(同1509)銘柄、値下がり銘柄数は494(同462)銘柄。

  また、東証33業種別指数で値上がりした業種は26業種(前引けは27業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、鉱業、証券・商品先物、非鉄金属、海運、卸売り、建設、鉄鋼、パルプ・紙、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る