【株式市場】「持たざるリスク」など言われ日経平均は2日連続26年ぶりの高値を更新

株式

◆日経平均の終値は2万3714円53銭(208円20銭高)、TOPIXは1880.34ポイント(16.52ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億8114万株

チャート11 5日後場の東京株式市場は、朝鮮半島での南北対話再開が9日にも実施との報道もあり、一段高に発展する場合の「持たざるリスク」や「アップサイドリスク」が意識され、ソニー<6758>(東1)野村ホールディングス<8604>(東1)などが一段ジリ高となった。
日経平均も13時半頃には前場の高値を上回りながらジリ高基調を続け、14時過ぎに224円14銭高(2万3730円47銭)まで上昇。大引けも強く、1992年以来の高値を2日続けて更新した。前引けは軟調だった東証マザーズ指数も上げに転じ、東証2部指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、非鉄・原油市況高などを受けて鉄鋼株や海運株などが朝方に上げたまま値を保ち、三井金属<5706>(東1)などは一段ジリ高。ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は14時頃から急伸してストップ高。11月上場のポエック<9264>(JQS)は11月締めの第1四半期が好調との見方があり一段高の急伸。

 東証1部の出来高概算は16億8114万株(前引けは8億7356万株)、売買代金は3兆140億円(同1兆4770億円)。1部上場2063銘柄のうち、値上がり銘柄数は1302(同1121)銘柄、値下がり銘柄数は655(同819)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は27業種(前引けは25業種)となり、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、証券・商品先物、海運、電力・ガス、銀行、精密機器、輸送用機器、電気機器、不動産、機械、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る