メディカル・データ・ビジョンは健康診断予約システムを運営するマーソ社との資本業務提携を発表

■データ利活用ビジネスの拡大に期待

 メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>は本日(15日)、国内最大級の人間ドック・健診予約ポータルサイト「MRSO」を運営するマーソ株式会社との資本業務提携を行うことを決定したと発表した。

 MDVは、国内最大級となる2,000万人超(国民の7人に1人に相当する)の診療データベースを保有する、医療データ利活用のパイオニアである。一方のマーソ社は、日本全国900を超える医療施設向け健康診断予約システムや法人企業向け従業員健康管理支援サービスの提供、医療ツーリズム事業などを展開している。

 今回の資本業務提携で両社は、未病・予防段階の健診情報から診療情報までを一気通貫に、生活者自らが生涯にわたって管理できる環境の整備を目指す。

 MDVは従前より、医用画像を含めた電子カルテデータを最優先に集積し、将来的には介護や薬局等を含めた様々な医療・健康情報を一元化すると発表している。今回のマーソ社との資本業務提携によって、健診データの連携も可能になることが予想され、データ利活用ビジネスの更なる拡大が期待できるだろう。

 なお、MDVによると、今回の資本参加はマイノリティ投資の範囲内であり、業務提携によるシナジー効果を最大限に発揮することが目的だという。

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