【注目銘柄】日本M&Aセンターは日柄調整完了して上値試す、18年3月期予想は増額の可能性

注目銘柄

 日本M&Aセンター<2127>(東1)に注目したい。中堅・中小企業を主対象とするM&A仲介会社である。需要が高水準で18年3月期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は上場来高値圏で堅調だ。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期予想は増額の可能性

 18年3月期の連結業績予想は、売上高が17年3月期比12.2%増の213億90百万円の2ケタ増収予想で、利益は営業利益が10.5%増の100億円、経常利益が10.2%増の100億円、純利益が9.5%増の67億63百万円としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比31.5%増の135億49百万円、営業利益が27.3%増の71億35百万円、経常利益が27.1%増の71億67百万円、純利益が32.6%増の51億20百万円だった。

 計画超の大幅増収増益だった。M&A案件の成約件数(会社数カウント、成功報酬受取先ベース)が101件増加の380件と大幅に増加した。コンサルタント増員・戦力化、東海エリアでの営業展開加速、九州・山口・沖縄エリアにおける事業承継セミナー開催などの施策が奏功した。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が63.3%、営業利益が71.4%、経常利益が71.7%、純利益が75.7%と高水準である。四半期業績は変動しやすい特性があるが、通期予想も増額の可能性が高いだろう。

■株価は日柄調整完了して上値試す

 株価は高値圏5300円~5500円近辺で堅調に推移して日柄調整完了感を強めている。本日1月17日は6030円まで上伸して17年10月の上場来高値5740円を更新した。週足チャートで見ると26週移動平均線が接近してモミ合いから上放れる形だ。日柄調整完了して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る