エスケイジャパンはゲームセンターの景品を巡る思惑も加わり10%高

株式市場 銘柄

■第3四半期の大幅増益など好感され値幅妙味も注目される

 エスケイジャパン<7608>(東1)は25日、出直りを強めて始まり、取引開始後に10%高の626円(58円高)まで上げて東証1部の値上がり率1位に躍り出た。ゲームセンターの景品開発などを行い、1月12日に発表した第3四半期の連結決算は大幅増益となり、2月通期の見通しを増額修正。このあたりからストップ高を交えて上げ、値幅妙味の大きさが注目されている。

 また、一部には、昨年12月に伝えられたゲームセンターの景品を巡る事件を思惑材料として注目する様子もある。ゲームの設定を変えて景品を取れないようにしていた事件で、関連報道によると、大阪府警保安課には、年明け1月12日までに「全国38都道府県から約300件の被害相談があり、総額は約6千万円に上る」(日本経済新聞2018年1月14日付け大阪朝刊より)とされた。このため、ゲーム業界としては、イメージ払拭のため通常よりも景品を多く出さざるを得なくなり、結果としてエスケイジャパンにとって追い風になると期待する様子がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る