【業績でみる株価】ケイティケイは調整一巡感、17年8月期1Q進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

 ケイティケイ<3035>(JQ)に注目したい。トナーカートリッジの再生販売を主力として、OA用品・文具のネット通販も展開している。18年8月期は営業利益横ばい予想だが、第1四半期の進捗率が高水準であり、通期予想は増額の可能性がありそうだ。株価は調整一巡感を強めている。

■トナーカートリッジの再生販売が主力

 トナーカートリッジの再生販売を主力として、OA用品・文具のネット通販も展開している。

■18年8月期1Q進捗率高水準で通期予想は増額の可能性

 18年8月期連結業績予想は売上高が17年8月期比1・8%減の165億52百万円、営業利益が横ばいの2億11百万円、経常利益が3.4%減2億43百万円、純利益が37.9%減の1億36百万円としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比2.1%増の39億98百万円で、営業利益が70.6%増の79百万円、経常利益が48.7%増の94百万円、そして純利益が37.2%増の68百万円だった。

 子会社の青雲クラウンにおいて前期に契約の予期せぬ終了があったが、営業効率の向上、製造コストと調達コストの低減、経費の削減などで大幅増益だった。

 第1四半期の利益は第2四半期累計予想を超過達成し、通期予想に対する進捗率も売上高24.2%、営業利益37.4%、経常利益38.7%、純利益50.0%と高水準である。子会社の青雲クラウンの業績に下期偏重の特性があることも考慮すれば、通期予想に増額の可能性がありそうだ。

■株価は調整一巡感

 株価は急伸した17年12月の昨年来高値514円から一旦反落したが、420円~450円近辺で推移して調整一巡感を強めている。2月2日の終値は428円、今期予想連結PERは約18倍、時価総額は約25億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る